化財の修復とは、単に古いものを新しくつくり変えるということではありません。それぞれの文化財の状態に応じて、制作された時代の技術や歴史的背景を把握し当時の姿によみがえらせることもあれば、経年による風合いを活かすために文化財の劣化を最小限に留める処置のみを施すこともあります。

このため、さわの道玄では修復前の調査を綿密に行っています。

 

文化財修復のプロセス

1.調査・化学分析

専門スタッフがお客様と十分に打合せをし、文化・歴史的背景を考慮しながら、赤外線撮影などを用いた化学的検証を重ねます。

2.修理方針・設計

事前試験やCGグラフィックスなどによって、お客様に分かりやすい修理計画を設計・提案します。

3.施工

伝統的な技術を主としながら、現代科学も取り入れ修復します。定期的にお客様立会いのもと中間検査をして、お客様のご意向を尊重しながら施工いたします。工事の経緯は記録して保管します。

4.完了検査

お客様立会いのもと検査をした後、施工完了となります。

5.お引渡し

報告書を添えて納品させていただきます。

6.アフターフォロー

アフターフォローとメンテナンスには万全を期しています。