社寺建築の柱などに見られる赤い彩色は、酸化鉛から製造した伝統的赤色顔料によるもので、この塗装を建造物装飾の言葉では丹(に)塗りあるいは弁柄(べんがら)塗りといいます。
元来赤色は血液を連想させるところから『生命力』の象徴とされてきました。
多く社寺建築に利用されてきたのは、木材の防腐、防虫効果とともに神仏の御加護が人々に伝わるようにという意図があったのでしょう。
胡粉: 炭酸カルシウムを主成分とする、貝殻などを焼いて砕き細かくすりつぶして作られた白い顔料です。
漆や日本画の下地としても使われます